２０２０年上半期、買ってよかったもの１０選

２０２０年も半分終わりましたね。
そこで、この半年間で購入してよかったと思ったものベストテンをご紹介します。
(こちらのブログ「2020年上半期買ってよかったものカレンダー」のリスペクトです。）

１０、完全教祖マニュアル (ちくま新書)
人間、時には神にすがりたくなることもありますよね。
でも神様ってなかなか救いをあたえてくれないじゃないですか？
なら自分で宗教を作ったほうが早いですよね。
そういうとき読みたくなる名著でした。
ぶログも書きました。

９，僕と君の大切な話（７） (デザートコミックス)
名作「となりの怪物くん」の作者ろびこ先生の新作「僕と君の大切な話」の最終巻です。くっつきそうでくっつかない東くんと相沢さんの不器用な恋愛模様が描かれていましたが、楽しく読めました。おれもこんな素敵な恋をしてみたいね。


８，聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ - Switch
久しぶりにゲームを購入したのがSFCの名作「聖剣伝説３」のリメイク版、「トライアルズ オブ マナ」です。買ってすぐにハマってしまった。寝る間も惜しんでプレイしてしまいました。１周目はデュラン、アンジェラ、シャルロットという昔やったSFC版と同じメンバーで挑みました。操作も簡単で、キャラも可愛くやりがいのある作品でした。裏ボスもアンジェラ先生の力推しで難なく撃破。２周目はリースを主人公にキャワワと、１周目とはちがった楽しみができました。しかし、風の精霊のところのストーリー、やはりおかしくない？


７，マルスワイン甲州スイートセレクション
ワインを飲みたくなり、山梨の石和温泉に旅行に行きました。いろいろなワイナリーを回りましたが、マルスワインさんで買ったこのスイートセレクションがめっちゃ飲みやすくて最高でした。また行きたいな～～。
６，三体 ＆ なめらかな世界と、その敵
久しぶりに小説を読みたいなということで、おすすめされていたSF小説「三体」と「なめらかな世界と、その敵」を読みました。前者は長編SF、後者は短編SF集でどちらも期待を裏切る展開の連続で楽しめました。SFっていいものですね。次はテッド・チャンの「息吹」を読みます。


５，I-O DATA ゲーミングモニター 24.5インチ GigaCrysta PS4 FPS向き 0.8ms(GTG) TN HDMI×2 DP EX-LDGC251TB
コロナ騒ぎで在宅勤務の機会が増えて、ディスプレイがほしいな～でも机狭くなるな～と思っていましたが、「ディスプレイとアームの組み合わせでいいじゃん？」という知見をツイッターで得てすぐさま購入に走りました。結果、最高。画面は大きいし、机は広く使えるし言うことなしで。
エンジョイ在宅勤務！



 ４，ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ2 プレミアム ワインレッド MD9771-WR
同じく在宅勤務の潤いが欲しくなり、導入したのがネスカフェドルチェ。飲みたいときに美味しいコーヒーがすぐに沸かせる点が最高です。生活がワンランク高貴になれます。コーヒーカプセルがすべてのお店にあるわけではない点が弱点ですが、アマゾン等で手配しておけば無敵ですね。最高です。

３，あつまれ どうぶつの森 -Switch
外出自粛で旅行にもいけない状況で、見知らぬ場所を旅したいなということで、どうぶつの森を購入しました。ツイッターでも流行ってましたしね。最初はお金も資源も乏しくやりくりが大変でしたが、少しずつ家具や住人が集まってくると楽しさが増してきます。いろんなフレンドの島にお出かけできるのも良いですね。最近は、カブ価上昇を毎日夢見る日々です。爆上げ頼む！

２， キヤノン EOS Kiss M ボディ ブラック
これまでコンデジ(Canon PowerShot G9XMarkII)を使っていましたが、もう少し本格的なカメラ欲しくなり、購入したのがこちら、EOS Kiss M。初心者向けと言われていますが、実際使ってみると設定の多様さや望遠性能等、コンデジと比べ物にならない楽しさです。よく指摘されていますが、電池の持ちだけが弱いですが、予備バッテリーを用意しておけば長時間の撮影でも活躍してくれます。買った当日から、J( 'ー`)し記念講演で活躍してくれました。また、ズームレンズセットで購入しましたが、単焦点レンズも欲しくなってくるこの感情、これがレンズ沼か～という気分です。
外出自粛が解除されたら、カメラ片手に撮影旅行に行きたいですね。
鎌倉とかいってみたいね。

懐かしの新宿御苑にて

１，杉山金属 IH対応 ホットサンドメーカー スマイルクッカーDX
最高。神が作り給うた万能の調理器具です。焼くなり肉なり蒸すなりなんでもできます。ハンバーグだって、ウインナーだって、ピーマンの肉詰めだって、きのこの肉巻きだって、なんだってできます。なんならパンも焼けます。ツイッターで盛り上がっていたので試しに購入してみたところ、久々に料理の楽しさに気づけました。一家に一台あってしかるべき、すばらしいお買い物ができました。

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有機物量子スピン液体の熱伝導論争の流れを振り返る

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初版：2022/1/23 第2版：2022/5/23 第3版：2022/6/30  [イントロ] 　量子スピン液体は、 P. W. Anderson によって提唱された磁性体の新奇な磁気状態です。この状態は、スピンフラストレーションによる大きな量子ゆらぎにより、極低温でもスピンが秩序化しない状態です[1, 2]。 　この量子スピン液体研究のブレークスルーの1つが、三角格子有機磁性体β′-EtMe3Sb[Pd(dmit)2]2における比熱、磁化率、そして熱伝導度の金属的振る舞いです。その結果は、量子スピン液体状態におけるスピノンFermi面の存在を示唆しており、注目を集めています。しかし、これらの測定結果のうち、熱伝導度の測定結果について2019年以来、日本のグループと中国、カナダのグループで矛盾した結果が報告されており、議論が続いています。 　そこで本記事では、この議論の経緯をまとめてみることにします。 [論争の流れ] 　有機物量子スピン液体の熱伝導論争は、おおよそ以下のような経緯をたどっています。国内外の学会で議論された内容もあるようですが、公に出版されている論文を元にまとめています。また、実際にはArxivに論文が出た時点でこれらの議論が始まっていましたが、下記では出版されている論文を引用しています。Arxivのバージョン間の内容の違いをみれば、リアルタイムで議論が行われている様子がわかりますのでご参考ください。 (※2022/2/19 追記：一部議論の時系列に誤りがあるとのご指摘をコメントで頂きました。正確な時系列は、コメント欄の加藤先生のご解説、及び下記論文のArxiv版バージョン間の議論の変化をご確認ください。） 有機物量子スピン液体候補物質の1つ、β′-EtMe3Sb[Pd(dmit)2]2が絶縁体にも関わらず、極低温で金属並の熱伝導度を示すことが京大グループによりScience誌に報告される。 ・M. Yamashita et al., Science 328, 1246 (2010) 図、β′-EtMe3Sb[Pd(dmit)2]2の熱伝導度の温度依存性 9年後、中国とカナダのグループが独立に追試を行ったところ、極低温の熱伝導度がゼロになり、Science論文の結果を再現できなかったことをPRLとPRXにそれぞれ報告する。 ・J. M. N
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