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2025年8月の気になった論文(暫定版)

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暑すぎてもうだめです ※Amazonアフィにアクセスしてやってください🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀ Kindle本 セール&キャンペーン https://amzn.to/4lhoC3X ‐2025/8/5‐‐‐‐ Sliding two-dimensional superconductivity and charge-density-wave state in a bulk crystal https://arxiv.org/abs/2508.01241 2次元(2D)極限における超伝導は、エキゾチックな量子現象の宝庫であり、その多くは3次元超伝導では未だ解明されていない。2D超伝導の研究は主に単層または少数層系に焦点を当ててきたが、我々は代替の手法としてバルク結晶における層間滑りを実証する。精密に制御された成長戦略を用いることで、バルク3R-NbSe2において層間滑りを発現させ、[001]面対称性を意図的に破壊し、層間結合を大幅に抑制することに成功した。 Advanced SQUID-on-lever scanning probe for high-sensitivity magnetic microscopy with sub-100-nm spatial resolution https://arxiv.org/abs/2508.01927 超伝導量子干渉素子(SQUID)は、微弱磁場を検出できる極めて高感度な磁力計です。この素子を小型化し、走査プローブに組み込むことで、低温での高解像度イメージングが可能になります。本研究では、ウェーハスケールの光リソグラフィーと集束イオンビーム(FIB)加工を組み合わせることで、平面シリコンカンチレバーの頂点に10nmまでのループサイズを持つナノメートルスケールのニオブSQUIDを作製しました。 Simulating high-temperature superconductivity in moiré WSe2 https://arxiv.org/abs/2508.02662 本研究では、モアレWSe2二重層をねじれ角によって中程度の相関領域に調整し、静電ゲート制御、電気伝導測定、磁気光学測定によって、モアレ単位胞あたり1つの正孔(v = 1)の周囲の相図をマッピングする。v = 1での反強磁性絶...