Ki☆Zu☆Na~やっぱり出身の近いラボの人を採用しているの?~

【イントロ】
 絆、友情、仲間・・・・・・ワンピース!
 同じ職場の人、共同研究者、吹奏楽部の仲間たち、etc…
 なにをやるにしても、一緒にヤる仲間って一番大切ですよね。
 仕事の質は、自分も含めたチームの実力の掛け算で決まると言っても過言ではありません。
 1+1+1=3ではなくて、1x1x1=1000って感じです。
 1000万馬力です。
 では、新しい仲間を加えたいとき、その基準をどうすればいいでしょうか?
 実力?コミュ力?抽選?
 最高の仲間に加えるのであれば、その人がどういう人かよく分かる人を採用したいですよね。
 そこで本記事では、「やっぱり研究室のスタッフを採用するときは近いラボ・大学の人を採用するのかな?」という疑問について、調査を行いました。

【方法】
調査対象は日の本一の大学、東京大学が誇る精鋭、東京大学工学部物理工学専攻のスタッフの方々を対象としました。趣味が物性系なので。
それに調べるなら、日本一、世界最高峰の専攻ですよね。
ホームページの教員一覧に記載されている研究室にアクセスし、所属する教授、准教授、講師、助教の方の出身ラボと大学を調べてみました。
生産研と物性研は含めていません。
出身ラボ・大学を記載されている方はそれを採用し、それ以外は一番古い出版論文の共著者や学振の採用歴から調査しました。(間違っている方がいたらごめんなさい。)

【結果】
以下の図が調査結果です。全61人の方々です。





図1~5、スタッフの出身ラボと出身大学

 出身大学をみてみると青く示した東京大学は目立ちますね。
 そこで、出身大学別に区分してみたのが次の図です。

図6、出身大学別教員人数

 圧倒的東大です。
 50/61人が東大出身です。
 やはり東大で採用するなら東大出身者ということでしょうか。身近で知っていて実力も人間性もわかっている、となると同じ大学の人を採用したくなる気持ちもわかります。
 もちろん、単に東大出身の博士の数が圧倒的に多いという可能性もあります。

 次に疑問に浮かぶのは人材の宝庫とも言えるような、多数のスタッフを輩出している研究室はあるのかという点です。
 そこで、出身ラボ別に並べてみたのが次の図です。2名以上のスタッフを輩出している研究室を記載しています。
図7、出身ラボ別教員人数

 音に聞こえし十倉研が9名のスタッフを輩出していて最大勢力ということがわかりました。研究成果だけでなく人材の育成能力もピカイチであることがわかりますね。
また理論系では青木研が最多の4名のスタッフを輩出しています。すごい(語彙)

【まとめ】
 今回は、日本一の物性系研究を行っている東大工学部物理工学専攻を対象に、スタッフの出身ラボと大学を調査してみました。
結果としておよそ85%のスタッフが東大出身、更にそのうち18%が十倉研究室出身であることがわかりました。すごいですね。
 今回の調査だけでは、「身近な人が多い東大から優先的に採用している」のか「単に東大出身博士が人材プールに占める割合がめっちゃ大きすぎる」かわかりません。他の大学でも調べてみると面白いかもしれません。たとえば京大、阪大ではそれぞれ自大学出身のスタッフが多いという仮説もありえます。
 とはいえ、某偉い人は「実力あっても人間性はわからないから、採用するなら身内から採用したいよね」[1]といってたとかいなかったとか。
 兎角、人と人との縁は大切にしたいですね。
 僕も、誰かとキズナを結びたい。。。
 ワンピース!

【参考文献】
[1]Private Communication.

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