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2024年10月の気になった論文(暫定版)

10月、今年も終わりそう(こわい ※Amazonアフィにアクセスしてやってください🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀ https://amzn.to/4exIE7z ‐‐‐2024/10/16‐‐‐‐ High spatial resolution charge sensing of quantum Hall states https://arxiv.org/abs/2410.10961 「走査トンネル顕微鏡 (STS) を使用して近接した検出器層内の化学ポテンシャルの局所的変化を調べ、サンプル内の化学ポテンシャルと電荷プロファイルを推測します。私たちの技術は、高エネルギー (<0.3 meV) と空間 (<10 nm) の解像度の両方を備えており、これまでの研究を 1 桁上回っています。」 ハイテクすぎる Absence of Phonon Softening across a Charge Density Wave Transition due to Quantum Fluctuations https://arxiv.org/abs/2410.10992 「CsV3Sb5 と 2H-NbSe2 の比較研究を通じて、CsV3Sb5 におけるフォノン軟化の実験的欠如と弱い一次遷移の存在は、格子の量子ゼロ点運動に起因するものであり、これが CDW ランドスケープの不鮮明化につながり、CDW 遷移温度以下でも元の構造を効果的に安定化することを実証しました。」 Threefold Way for Typical Entanglement https://arxiv.org/abs/2410.11309 「 整数スピンの時間反転対称性に対しては、時間反転対称な状態を用意し、そこにランダムな直交行列を作用させるという類似のシナリオがあり、ラゲール直交アンサンブル(LOE)が導かれる。しかし、半整数スピン時間反転対称性の場合、時間反転対称性はKramersの定理によって禁止されるため、Laguerreシンプレクティックアンサンブル(LSE)を導く素直な類似体はもはや成り立たない。我々は、大域的な時間反転作用素が部分系上で分数化される系を考案し、その系においてLSEが生じることを示す。このアイデアを拡張し、一般的な対称性の分数化をシステムに組み込み、エ

マンガンボーイ~イリジウム置換マンガン酸化物薄膜は高温超伝導体か?~

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(´・ω・`)どうもマンガンボーイです。お願いします。   (`・ω・´) ありがとうございます。   (´・ω・`)今、液体ヘリウムをいただきましたけどもね。   (`・ω・´) ありがとうございます。   (´・ω・`)こんなんなんぼあってもいいですからね。 Wiki( リンク ) (`・ω・´) ゆうとりますけれどね。   (´・ω・`)うちのオカンJ( 'ー`)しがね、好きな高温超伝導体があるらしいんやけど   (`・ω・´) 銅酸化物やろ。   (´・ω・`)その名前を忘れたらしいねん。   (`・ω・´;) 高温超伝導体の名前忘れてまうってどうなってんねん。   (´・ω・`)いろいろ聞くんやけどな、全然わからへんねん。   (`・ω・´) ほんだら俺がね、オカンの好きな高温超伝導体を一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたかとか教えてみてよ。   (´・ω・`)希土類とマンガンと酸素を含んで転移温度が 100K 超えてるやつやって言うてた。   (`・ω・´) マンガン酸化物やないかい?   (`・ω・´) その特徴はもう完全にマンガン酸化物超伝導体やがな。   (`・ω・´) すぐわかったよこんなもん。   (´・ω・`)俺もマンガン酸化物やと思てんけどな、オカンが言うには、バルク物質やっていうねんな。   (`・ω・´) マンガン酸化物高温超伝導体と違うか!   (`・ω・´) マンガン酸化物超伝導体はね薄膜やねん。あれは。   (`・ω・´) マンガン酸化物ってそういうもんやから。   (`・ω・´) ほなマンガン酸化物高温超伝導体ちゃうがなそれ。   (`・ω・´) もうちょっと詳しく教えてくれる?   (´・ω・`)なんでも イリジウムIrが置換されているらしい   (`・ω・´) マンガン酸化物超伝導やないかい!   (`・ω・´) Ir置換量によって、超伝導転移温度がドーム状に変化するんやから!   (`・ω・´) 俺はなんでもオミトオシやねんから!   (`・ω・´) マンガン酸化物超伝導やそんなもんは!   (´・ω・`)わかれへんねん、でも。   (`・ω・´;) 何が分かれへんねん。   (´・ω・`)俺もマンガン酸化物やと思てんけどな、オカンが言うには、臨界磁場が数十テスラやっていうてた。   (`・ω・´) ほな、マ

2024年9月の気になった論文(完全版)

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9月、涼しくなってきた(願望) ※Amazonアフィにアクセスしてやってください🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀🙇‍♀ https://amzn.to/47bFQdA ‐‐‐2024/10/3,4‐‐‐‐ On the origin of anomalous hysteresis in graphite/boron nitride transistors https://arxiv.org/abs/2410.02699 「しかし最近になって、「ゲートが動作しない」(GDW)あるいは「電子ラチェット」効果と呼ばれる、劇的なゲートヒステリシスが、他の点では何の問題もないように見えるvdWデバイスの一部で見られるようになった。発生した場合、このヒステリシス現象は顕著で強固であるが、デバイス間で確実に再現することは困難であり、その結果、主にその起源が論争の的になっている。ヒステリシス現象が見られるデバイスの多くは、二層グラフェンチャンネルを持ち、グラフェンとhBNの間に公称回転整列があるため、二層グラフェンの特性とモアレ効果を組み合わせた説明がなされてきた。ここでは、多層グラフェンチャンネルを持つデバイスで観察される現象についての研究を報告する。」 闇深現象だ Superconductivity in the parent infinite-layer nickelate NdNiO2 https://arxiv.org/abs/2410.02007 「我々は、無限層ニッケル酸塩親化合物 NdNiO2 の薄膜において、開始温度が最大 11 K の超伝導の証拠を報告します。」 「もう一つの可能​​性のある仮説は、親材料はランダムに分散した頂点酸素原子からホールドープされる可能性があり、これは超伝導を実現するための代替経路を示唆するものである。」 無敵論法だ Direct Imaging of Transition-Edge Sensors with Scanning SQUID Microscopy https://arxiv.org/abs/2410.01940 「しかし、重要な疑問が残っています。特に、超伝導遷移内でバイアスをかけた場合のこれらの検出器の電流依存抵抗の詳細な理解です。走査型超伝導量子干渉デバイス (SQUID) 顕微鏡 (SSM) を使用して、ア