3月の気になった物理系記事
3月の気になった物理系記事のまとめ ホーキング博士の死去は大きなニュースでした。 ( https://jp.techcrunch.com/2018/03/14/2018-03-13-stephen-hawking-has-died-at-76/ ) 反強磁性スピントロニクス https://www.nature.com/collections/wplplmmvnt https://journals.aps.org/rmp/abstract/10.1103/RevModPhys.90.015005 コメント:反強磁性をスピントロニクスにつかうとどういうご利益があるんだろう。 歪誘起金属絶縁体転移をARPESで観測する https://arxiv.org/abs/1803.00488 コメント:これまで薄膜-基板の格子不整合や非双晶化でしか圧力は使用されてこなかったが、一軸圧によるCa2RuO4の金属絶縁体転移をARPESにより観測することに成功した研究。圧力+ARPESは未開拓だから色々できそう(こなみ 3次元スキルミオンにおける合成電気磁気ノット http://advances.sciencemag.org/content/4/3/eaao3820 コメント:ボール・ライトニング的電磁場と荷電粒子の相互作用をシミュレーションしトポロジカル3次元スキルミオンの挙動を明らかにした研究。日本語でおk。 超微細構造の謎にチャレンジ https://phys.org/news/2018-03-solution-hyperfine-puzzle.html コメント:Biのスペクトルの超微細構造に理論予測と一致しない値があり、問題となっていた。新奇な有機金属化合物を作製し周囲環境の影響を小さくした上で測定すると、やはり前回と同じく理論値と一致しない結果となった。新しい物理が生まれると楽しいから期待してます。 イオントラップ法による高速量子ロジックゲート動作 https://www.nature.com/articles/nature25737 コメント:イオントラップ法による量子ロジックゲートは量子エンタングルを実現するために断熱領域の挙動を利用していたため10kHz程度の動作スピードしか出せていなかったが、新しい方法を実装することでMHzオーダーの動作速度を