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APS2019に参加した気分になろう!

2019年3/4-8の期間、アメリカ、マサチューセッツ州ボストンで開催されたアメリカ物理学会APS March meeting 2019の講演スライドへのリンクです。 全体の検索はこちらから👇 https://www.aps.org/meetings/multimedia/index.cfm これであなたもAPSに参加した気分になろう! A60.00005: Advanced Materials for Energy Storage ”エネルギー貯蔵のための最先端の物質” George Crabtree https://absuploads.aps.org/presentation.cfm?pid=14414 A62.00004: A unified perspective on cuprates and layered organic superconductors  ”銅酸化物と有機超伝導体の統一的な見方” Andre-Marie Tremblay https://absuploads.aps.org/presentation.cfm?pid=14425 B36.00005: Neutron scattering signatures of pyrochlore spin liquids and nematic phases  ”中性子散乱でみるパイロクロア化合物のスピン液体とネマティック相” Ludovic Jaubert https://absuploads.aps.org/presentation.cfm?pid=14403 B37.00007: Dynamical spin structure factor from a variational Monte Carlo perspective  ”変分モンテカルロ法でみる動的スピン構造因子” Federico Becca https://absuploads.aps.org/presentation.cfm?pid=14444 B44.00005: Hole quantum dots in planar silicon and in GeSi nanowires ”プレーナーSiとGeSiナノワイヤにおけるホール量子ドット

スマートウォッチを買って知性を得る

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【イントロ】  時計っていいですよね。  時間を教えてくれるという実用的な面もありますが、アクセサリとして日々身につけることで心を豊かにしてくれます。  高いものは目玉が飛び出るほどですが、そこそこの値段でオシャレさを醸し出せるブランドもたくさんあって、観ているだけでも気分が良くなります。   Daniel Wellington とか SKAGEN とか OLIVIABURTON とか Henry London とか、シンプルなところが美しくて好きです。無限に買いたい。 【購入】  とはいえ、人類は時間だけ観て満足できなくなったのか、近頃はスマートウォッチなるものが流行しています。  有名所では Apple Watch や Fitbit といったブランドで、時間だけでなく、歩数や周辺機器と連携することで体重、睡眠時間やメッセージの受け取りまで対応できるすごい時計です。  スマホでよくね?とも思いましたが、実際使ってみないとなんとも言えないということで、実際に購入してみました。  いろいろ各社種類があって迷うこと限りありませんでしたが、スマホがHUAWEI製の P20 Pro ということもあり、同社製スマートウォッチ HUAWEI Band 3 Pro を購入しました。 お値段もお手頃です(๑•̀ㅂ•́)و✧ 【使ってみて】  起動後、スマホに専用アプリをインストールしブルートゥースで接続することでウォッチの結果をスマホと連携することができます。  例えば、スマートウォッチで記録した睡眠時間をスマホに飛ばしたり、逆にスマホで設定した目覚ましの時間にウォッチが振動して起こしてくれたりです。運動量の測定もできるみたいなので、その機能を使うために運動しなきゃなと思うようになりました。 図1,アプリの画面。眠りの深さを判定してくれておもしろい。無限に寝たい。  また、バッテリーの持ちですが、公称10日間とのことですが、実際使ってみると5~7日間といったところです。使う機能にもよるとおもいます。 使ってみると、「案外毎日歩いてるな~」とか「全然眠れてない、つらい。。。」といった生活が可視化され、新しい発見と言う感じでした。  問題点は特にないのですが、お風呂時とかに一旦外したあと再度付け

2019年3月の気になった物性系論文(完全版)

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3月の気になった物性系論文です(完全版) 19/3/6 Ver. 1:1-5 19/3/16 Ver. 2:6-10 19/3/17 Ver. 3:11-13 19/3/21 Ver. 4:14-18 19/3/31 Ver. 5:14追記、19-22 1,Evidence for room temperature quantum spin Hall state in the layered mineral jacutingaite https://arxiv.org/abs/1903.02458 図1、STMでみる端状態と理論予想との比較。STMすごい・3・ コメント:量子スピンホール効果にともなう無散逸端伝導の現実的な応用には、スピン軌道相互作用に伴う巨大な絶縁体ギャップ、単層化性、室温安定性といった要求があるが、グラフェンやTMD、弱いトポロジカル絶縁体(Bi14Rh3I9)はその条件を満たせていない。この研究では、STMを使って、Pt2HgSe3が室温で110meVのギャップをもつ単層化可能なKane-Male絶縁体(量子スピンホール絶縁体)で、明確な端状態を持つことを示して室温量子スピンホール効果うおおおおおおおおおおおおおおお! High-Tc超伝導体を乗せてマヨラナ状態を実現してほしい。 2,Thermoelectric microscopy of magnetic skyrmions https://arxiv.org/abs/1903.01037 図2、熱電顕微鏡の模式図と、熱スピン効果の概念図。オシャレ感ある。 コメント:スキルミオンの実空間観測はローレンツ顕微鏡やスピン分解STM、X線顕微鏡などで行われている。この研究では、新たな測定方法として、局所加熱による温度勾配とスピン配列の相互作用から生じる熱スピン効果を利用した熱電顕微法を提案している。スキルミオン以外にも観測できるおもしろ磁気構造はあるのかな? 3,Quantum phase transition inside the superconducting dome of Ba(Fe1−xCox)2As2 probed by optical magneto-sensing using NV-centers in d