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2020年6月から2022年7月までに買って良かったもの10選

  前回の記事 を書いて以降、購入して良かったものを記憶ベースで書いていきます。 記憶に残ってる買い物なんだから、きっと良いものでしょう。 記憶に残ってる間にこうして記事にまとめておきます。 記憶が消えていく前に。 1,M1 MacBook Air ノートパソコン。メインはWindows機なのだが、発売直後から大流行していたので、勢いで購入。軽くて高性能、電池のもちも良いのでサブ機として利用中。そろそろM2チップ版が出るらしいが、流石に買い替えはしないかな(フラグ) 2,QUADERNO(クアデルノ) 電子ノート。iPadは高くて、手頃な価格のノートを探していて勢いで購入。軽いし書き心地もいいし、使いやすい。ただ、ペンがもう少し太いほうが持ちやすいかな?画面に指をおいて、爪の上からペンでなぞっても文字がかける(豆知識) 3,Delonghi(デロンギ)のコーヒーメーカー コーヒーメーカー。勢いで購入。毎日挽きたてのコーヒーが飲める。生活の潤いが増えた。マメカスを捨てないといけないのがめんどい点。いろんな豆を楽しめるのもよい。 4,風呂のフタ 風呂の蓋。お風呂にお湯を入れたあと、蓋をして冷めにくくするための装置。便利。イノベーションか? 5,ソニー α7C ミラーレス一眼カメラ。センサーはフルサイズなのに本体サイズがAPS-C機並の小型軽量。重いと持ち運ぶ気にもならないので軽さは正義。フルサイズ機が欲しくなって、先代のCanonのAPS-C機(EOS KISS M)を売却して勢いで買い替え。レンズもいくつか購入。 Zeiss Batis 40mm F2 CF 愛用。Zeissブランドで3割増しでよく写る。 Tamron 28-200mm F/2.8-5.6 便利。広角から望遠までこれ一つで間に合う。旅行のときはこれで良い。 Tamron 20mm F/2.8  あんまり使ってない。超広角の部類。 Sigma 85mm F1.4 DGDN Art ボケ感がすごい。最近買ったのでこれからの活躍に期待。 6,ドラム式洗濯乾燥機 勢いで参画した期待の新人。なんと驚くことに、洗濯物を干す作業がなくなるという触れ

2022年7月の気になった論文(完全版)

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 うおお・・・うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! No.1:2022/7/9 No.2:2022/7/17 No.3:2022/7/23 No.4:2022/7/30 ・BaNi122の電子液晶フェスティバル、急に流行りだしたな ・マイクロソフトのマヨラナ励起の実現、二回目の正直 ・最新の高圧水素化物超伝導の磁化測定はクソ、安心のHirsch ・アンドレーエフ束縛状態のベクトルポテンシャル制御、テクい ・ベリー双極子光起電力デーモン、中二病か? ・ARPESのすごいレビュー、すごい ・グラファイトの500K超伝導、(゚∀゚)キタコレ!! ・UTe2の磁場敏感CDW、どこでもみえるな ・HoSbTeの磁気転移によるバレンス帯の変化、意味あるんか? ・カイラルスピン鎖の界面はブラックホールの事象の地平面、宇宙やばい ・ニオブ祭り、時代は量子コンピュータ ・TBDヘテロ構造の四体束縛準粒子クアドルプロンの発見、乱交だ ・リドベルグ原子量子シミュレーターにおける非熱平衡化/連続対称性の破れの観測、冷却原子すごい ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ☆No.4 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Random Quantum Circuits https://arxiv.org/abs/2207.14280 ランダム量子回路・・・?の最新レビュー Absence of thermalization in an interacting system of thousands of quantum spins https://arxiv.org/abs/2207.14216 「システムは最大4000のスピンで構成されているため、閉じた量子システムは、熱力学的極限に近いシステムサイズでも熱平衡に到達できない可能性」、非可積分系だけど熱平衡しない例か Quantum critical dynamics in a 5000-qubit programmable spin glass https://arxiv.org/abs/2207.13800 D-wave社が5000キュービット量子アニーラーでスピングラスの量子的挙動を再現、やっぱD-waveなんだよなぁ Experimental Observation of Mult

この論文がすごい2022年上半期~ 電子もホールもドープできる銅酸化物超伝導!!!~

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 【イントロ】 最近は本当に暑いですね… まだ7月が始まったばかりなのに40℃に達している地域もあります。 こう暑いとクーラー全開で部屋を冷やすしかありません。 そして、部屋を冷やすと何が起こるか? そう、 超伝導 です。 この記事では、2022年上半期で一番おもしろかった論文、 ” Continuously Doping Bi2Sr2CaCu2O8+δ into Electron-Doped Superconductor by CaH2 Annealing Method ”、 Chin. Phys. Lett. 39 077403 (2022) ( arXiv:2206.11712 ) について紹介します。 ※2022年1月-6月でブログで紹介した論文は1187本でした。 【背景】 低温で起きる現象として有名な超伝導ですが、液体窒素温度以上でその現象を生じる物質は「高温超伝導体」と呼ばれています。高温超伝導体の中でも有名なのが、1986年にベドノルツらによって発見された 銅酸化物超伝導体 です。この高温超伝導のメカニズムが解明できれば、様々な省エネ技術や量子技術への応用が期待されるため、 世界中で研究 が続いています。 様々に提案 されている 銅酸化物超伝導体のメカニズム のなかで有力と考えられているのは、モット絶縁体と呼ばれる電気が流れない状態にキャリアがドープされ電気が流れる金属になる過程で高温超伝導が生じるというものです。満員電車の車内から脱出する瞬間の開放感が高温超伝導ということですね(恍惚) しかし、このメカニズムについてよくわかっていない部分が存在しました。理論的にはキャリアが電子の場合とホールの場合どちらでも超伝導が創発しますが、その現れ方が実験的には非対称になっているのです。この非対称性の起源が、 電子とホールの専有する軌道の違いによる電子相関の強さの違い 電子ドープとホールドープが実現できる物質の結晶構造の違い にあるのか分かっていませんでした。というか、結晶構造が違ったらそもそも並べて比較できないでしょ!特に 電子ドープ側がアニールで還元したら相図もコロコロ 変わるし何観てるかよくわからんし、 ノンドープ超伝導 ( キャリア量が変わってないとはいってない )とかもうこれわからんぞい!! 電子ドープとホールドープの銅酸化物の相図の非対