論文を捏造しよう!~Googleの画像生成AI「Nano-Banana」を利用したグラフ編集の可能性と人間力向上~
更新履歴:2025/12/3更新 【はじめに】 実験データの捏造は絶対にやめましょう。 その上で、あえて問います。もし、もっともらしい実験データやグラフが、AIとの対話だけで一瞬にして作れてしまうとしたら? 本記事では、生成AIを用いた画像の作成プロセスを例に挙げながら、かつては「手間がかかりすぎる」とされた捏造の手法がいかに陳腐化し、容易になってしまったかを実証します。これは、現代の科学リテラシーに対する緊急の警鐘です。 それでは、以下内容をお楽しみください。 【イントロ】 論文、捏造したいですよね。 実験結果が思った結果にならなかったとき。 出てきた結果のインパクトが小さいとき。 実験をやり直すには締切に間に合わないとき。 そんなときこそ、実験結果の捏造のチャンスです。 でも、思った通りの実験結果を作るのは意外と大変です。 元データの数値を変えて、グラフをプロットし直して・・・ めんどくさい! なんとかもっと簡単に実験結果を捏造できないでしょうか? できます。 そう、GoogleのNano-Bananaならね Nano-Bananaが描いてくれたトップ画像です 【方法】 いくつかのユースケースにおいて、Googleの最新画像生成AI 「 Nano-Banana 」 を利用して、論文中のグラフの捏造を行いました。 Nano-Bananaは Google GeminiのPro機能 を契約し利用しました。 今なら1ヶ月無料です。 元となるグラフは、パワーポイントで手書きしたグラフをNano-Bananaで、以下プロンプトを使って脚注含めて清書したものになります。 「添付の画像は~のグラフです。この図をPhys.Rev.Bに掲載されるような論文のグラフの画像にしてください」 グラフの着想元になった論文は以下記事中に記載しています。 【結果】 ユースケース1:超伝導転移温度を高くしたい! 新物質の電気抵抗を測定したら、超伝導転移を示したけど、転移温度が低くてインパクトが低いな~ 30Kくらいの転移温度じゃ話題にならないよなぁ~ せめて窒素の液化温度、77K以上くらいにならないかな~ そうだ!捏造しよう! そんなときも簡単。Nano-Bananaに以下のようにお願いしましょう 「論文の図を修正したいです。図は超伝導体の電気抵抗の温度依存性で、30K付近から抵...