転職のススメ
今回の記事は、あらBさん主催の「じゆうちょう Advent Calendar 2020」の記事として作成しました。あらBさん曰く、
「テーマはじゆうですが、ひとつ以上「おすすめの何か(モノ・コト)」を混ぜてみてください!」
とのことですので、今回の記事では「転職のススメ」(勧めない)というテーマで私の転職経験談を書き連ねたいと思います。
【入社するまで】
タイトルの通り、【コンプラ】をもって博士取得後新卒入社した【コンプラ】を退職して、12月から新しい会社に転職しました。
気づけば4.5年間勤務したことになります。
長いですね。博士課程以上の長さです。
まずは入社したきっかけです。
博士取得後の進路を考えたときに、アカデミックにしようか民間にしようかという選択がありました。
当時の自分と同世代の業績を比較したときにアカデミックの競争的な環境で勝負していくのは厳しいなと感じ、より腰を落ち着けて研究開発に取り組めそうな民間企業に就職することを決意しました。
そこで説明会に出かけていくわけですが、
説明者「どんな研究してるの?」
ワイ「超伝導です!」
説明者「超伝導はいらないねぇ(笑)スピントロニクスならほしいんだけど(笑)」
といわれる始末。これは視野を広く持ってやれる仕事を探さないといけないなと気づくわけです。
いくつかの会社のお話を聞く中で【コンプラ】の【コンプラ】部門のお仕事がそれまでに学んだ知識を広い意味で活かせそうだし、大きな会社のほうが福利厚生もしっかりしているだろうと考え、応募したところ見事採用していただく事になりました。やったぜ。
(本当はもう一社応募していましたがそちらはご縁がありませんでしたので博士卒就活は1勝1敗です。)
とはいえ、内定をもらった直後に【コンプラ】が発覚して唖然としましたが。。。
【転職決意まで】
さて、就職して働き始めるわけですが、新しい分野なので勉強しないといけないことも多く、大変な毎日でした。とはいえ、配属された部署は新しくできたところで、周りに転職者が多いこともあり会社の中でも自由な意見が言える雰囲気で充実した日々を送ることができました。
取り組んでいたのは【コンプラ】の研究開発です。【コンプラ】、【コンプラ】、【コンプラ】等が【コンプラ】開発で鎬を削ることで有名な【コンプラ】業界では地味な分野ですが、【コンプラ】技術も重要な技術です。いくら【コンプラ】級の【コンプラ】を作っても【コンプラ】と【コンプラ】し【コンプラ】と【コンプラ】できないと意味がありませんし、【コンプラ】からの【コンプラ】や【コンプラ】ですぐに壊れたらたまりませんからね。
そんな研究開発を3年続けたところで、開発していた技術を【コンプラ】で【コンプラ】しましょうということになり、「【コンプラ】年間長期出張してくれ」と言われるわけです。「【コンプラ】年間か、、、しゃーなし、やるかー」ということで最寄りの駅まで徒歩【コンプラ】分のアパートから労働を開始する日々が始まりました。
実際の仕事は…まあ、いろいろあるんですが「【コンプラ】」みたいな感じです。
イメージ図 |
実際にはもう少し複雑なんですが、これを朝から夜まで12時間くらい続けるわけです。
アタマオカシナルデ。
重要な仕事なのはわかってるんですが、なにか、こう、メンタルにダメージが蓄積されてしまいました。
また、開発していた【コンプラ】技術は実際には競合の【コンプラ】や【コンプラ】が【コンプラ】していたもので、上手く行っても【コンプラ】というのもモチベーションを失う理由の一つでした。
(そもそも【コンプラ】もあった)
とはいえ、【コンプラ】年間だけの出張対応という話だったので後少し我慢するか~と思っていたところ、
「悪いけどあと【コンプラ】【コンプラ】【コンプラ】年いて!」
と辞令がありました。
このまま歩んでいくであろうエンジニア人生、10年スパンでの自社業績、今後起きうる業界内での再編等を考えるとココが決断のときかと考え、転職を決意しました。
【転職するまで】
転職するに際して自分ができること、得意なこと、やりたいことを考えてみると、データの収集と分析、そこから得られる示唆を考えることかなぁと思いました。そうなると最近流行りの【コンプラ】や、博士時代の経験を生かして【コンプラ】的なお仕事に応募してみようと考えました。転職市場の需要も高そうですしね。
ありがたいことに何人かの友人から、「この会社どう?」「うちの会社どう?」と紹介して頂いたり、転職エージェントを紹介していただくことが出来ました。
持つべきものは友人です。マジLove1000%。
応募するにあたって、職務経歴書を書くわけですが、「案外オレ仕事してるやん?」という思いと「オレにはなにもない・・・」という思いが交錯しました。時々、「定期的に職務経歴書、CVを書いて自分の足りないところを見直したほうが良いよ」という言説を見かけますが、確かにそのとおりだなと実感しました。
まあ、転職せず一つの会社を勤め上げるなら必要のない作業ですが。
さて、そんなこんなで応募した1社目ですが、リファラルによる応募ということも効いたのか、面接に呼んで頂けました。
数年ぶりの面接で緊張しましたが、なんとか無難に受け答えして終了。昔より社会性が上がっていたので余計な緊張とかはしなかったように思います。
結果連絡をまっていると、残念ながらご縁無し。
需要が有るスキルを持っているのが大切なんだなと学ぶことが出来ました。
次に受けた2社目はWeb面談。持っててよかったカメラ付きノートPC。友人からもらっていたアドバイスを参考に一人目、二人目・・・と面談を進めていくと、無事内定をいただくことが出来ました。
やったぜ。
この時点で転職エージェントを通して応募していた数社は辞退させていただき、内定を頂いた会社に転職することにしました。
はじまる新生活、高まる不安感、そして期待感。
【まとめ】
以上が私の転職経験談です。
転職はあまり人にオススメできるものでは有りませんが、自分としては良かったことと悪かったこと両方あるかなと思っています。
良いところは自分のキャリアを振り返って、スキルの棚卸しができたところです。「自分なんもできねぇ~」と再認識したことでもっと勉強しないとなとモチベーションが湧いてきました。TOEICとか情報系資格等、もってて損は無いので積極的に取得したほうが良いんじゃないかなと思います。
まあ、「それって転職しなくてもできることじゃん」と言われると、南無阿弥陀仏。
また【コンプラ】や【コンプラ】分野の需要が想像以上に有るんだなとわかったことが収穫です。個人的には「そこからなにか新しい科学的知見ってでてくるの?」と懐疑的だったんですが、知見の狭さがよくわかりました(反省)。たしかにExcelのマクロすら人類には早いのに、【コンプラ】分野人材の需要が少ないわけがなかった。そうした人材市場の需要を探る上でも定期的に転職エージェントと連絡とるのは良いかなと感じました。よく言われる話ですが。
あと友人は大切。大事にしよう人間関係。
一方で悪いところは、人生の先行きがわからなくなったことです。大企業 is GOD…
あと年収は・・・【コンプラ】の給料が良すぎたので、まあ頑張り次第ですかね。
さて、つらつらと書いてきた私の転職経験談は以上です。どうみてもいきあたりばったりですね。
みなさんは人生を計画的にすすめていきましょう!
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